血糖調節障害とは【リーキガット症候群 続編】
【こんにちは(^^)
管理栄養士のはるかです*
リーキガット症候群シリーズの第3回目です。
初回で、リーキガット症候群のチェックシートを記載いたしました。
その中で、「血糖調節障害」について該当が多かった方へ。
血糖調節障害の血液データ
①1,5AG(1.5アンヒドロ‐D-グルシトール)
食後に、血糖が急上昇しているかを判断する指標。
過去の数日間が反映されます。
理想値:15㎍以上
赤:1ケタ 黄:15未満
1ケタの場合は、食後の血糖値が200mg/dl以上の可能性もあります。
ただ、厳格な糖質制限やSGLT2阻害薬を飲んでいる場合でも低値になる。
②グリコアルブミン(GA)
過去2週間の血糖の平均値。
低い場合は、低血糖の時間が長く、高い場合は、高血糖の時間が長くなっている。
理想値:14.5%
赤:13未満・16以上
黄:14未満・15以上
③HbA1C(ヘモグロビンエーワンシー)
過去1~3か月の血糖の平均値。
この値の単独では、血糖の乱高下の指標にはならない。
理想値:5.0%
赤:4.6未満・6.2以上
黄:4.8未満・5.2以上
GA:HbA1C≒3:1であれば、比較的血糖の変動は少ない。
血糖の変動が大きいと、GAが上昇しやすいため4:1や5:1となっていきます。
リーキガット症候群が血糖調節障害や慢性炎症になる理由
前述しました、リーキガット症候群。
腸の粘膜に炎症が起きている状態です。
その原因としては、5つあることを書いています。
腸には、
「食べすぎ」
「高血糖」を防ぐ細胞があります。
食欲抑制ホルモンとしては「ペプチドYY」
これらのホルモンが出にくくなることによって、食欲の制御もきかなくなるし、
血糖値も上がり、痩せにくい身体になっていきます。
脂肪は、血糖値がグッと上がったときにのみ、溜められると言われています。
カロリーのコントロールよりも、血糖値をいかに緩やかに上げるかが大切になっていきます。
血糖調節障害と副腎疲労はセット
夕方は、低血糖を回復してくれるコルチゾールも低下しやすいので、
低血糖になりやすいです。
イライラしたり、動悸、集中力の低下、頭痛などの症状が
カフェインや甘いもので改善する場合は、低血糖かもしれません。
甘いものなどで血糖値が急上昇すると、血糖値はあがり
一時的に「幸せホルモン」がでて、ホッとします。
でも長くは続かず、
そのあとインスリンによって
ジェットコースター式に数時間後にまた低血糖になります。
そのとき、甘いもの食べたい~!!と無性に欲しくなります。
「え、さっき食べたやん(('Д')」状態。
脳が急なエネルギー不足となり、
・集中力の低下
・倦怠感
・眠気
を引き起こすのです。
そこからがこれらのホルモンの出番。
このように血糖値の乱高下が「ホルモン」に影響し、
副腎から出ている抗ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」をたくさん使うようになるのです。
一生で出る分は決められているホルモン。
人によってキャパは違うが、無駄遣いしないことが大事です!
副腎疲労になると、なんせホルモンバランスが乱れるため、身体にさまざま~な症状が起こるのです。
このような症状が出る前に、食い止めることが大事だと思っています!!
食事の面から、そして、考え方の面から、そしてゆるめるというボディワークの面から
さまざまな方向からのアプローチが可能であり、どれが正解かは人によって違うということ。
食事ですべてのことが解決できるとは思わないけど、食事のことを抜きにして、体調の管理は難しいと考えます。
「疲れ」というのは、人によって環境も違えば、状況も違うので、人と比べることができません。
「これくらいのことで~」と流すことなく、「自分のための時間」を積極的に造っていくことが大事ですね。積極的休養!!
いつもと違う環境のなかで、みんなが今できることを探して、動いています。
いい方向に進んでいくことを信じて、毎日を大事にしていきましょ(^^)/!!
では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
おやすみなさい。